芽かぶには、アルギン酸のほかにもフコイダンやヨウ素、カルシウムやミネラルなど多種多様な栄養素が含まれており、健康面への効果はもちろん、美容や美肌効果も期待できる優れた食べ物です。

ここが逸品！ ２．進化した伝統食品のそうめん

　古来から日本人が食してきたそうめんは、近年でも冷して食べる夏の風物詩として親しまれてきました。
　昨今は多様な食生活の広がりや健康志向もあり、そうめんの消費量は減少傾向にあります。

　芽かぶそうめんの生産地である淡路島でも、時代を反映してそうめん職人さんが減少していく中、一念発起して伝統と新感覚を融合させつつ新たに生み出されたのが芽かぶそうめんです。

　芽かぶそうめんは茹で時間が90～120秒と短いため、簡単に調理することができます。

　また、伝統の手延べそうめんの味に、芽かぶの濃密な風味が加わり、おいしく飽きることなく食べることができてヘルシーです。
　鮮やかな翡翠（ひすい）色をした麺は見た目もかわいくて彩り豊かなのもいいですね。

ここが逸品！ ３．芽かぶそうめんの新しい食べ方

　芽かぶそうめんは手延べで細く細く丹念に延ばされています。
　手作りだからこそ実現できる、なめらかなのど越しとやわらかな口当たり、細いのにしっかりとしたコシがあります。

　まるで細パスタのカッペリーニのようです。
　と、いうことは、カッペリーニを使用した冷製パスタのように、芽かぶそうめんを使ったイタリアン風冷製そうめんもおいしいのではないかと連想できます。
　しかもさわやかな芽かぶの風味付きです。

　簡単にレシピを紹介します。
　トマト、オリーブオイル、酢、にんにく、ピクルス、ブラックペッパーなどをお好みで混ぜ合わせ、茹でて水でしめた芽かぶそうめんにかければ、トマトと芽かぶの冷製パスタの出来上がりです。

　また、鍋の締めにサッと茹でて食べると、鍋の出汁と芽かぶの風味が交じり合ってとてもおいしいです。
　芽かぶそうめんを使った新たな食べ方を探求するのも楽しいですね。